SEIBU × My WorkSEIBU × My Work

グループ会社数80社以上を
擁する西武グループ。
その成長と発展を支援する
ホールディングス社員は、
日々どのような仕事に取り組んでいるのか。
一人ひとりの「My Work」をテーマに、
その仕事をご紹介します。

DATA

Theme

My Workのテーマ

計数担当は、グループ会社の予算管理を行うポジションです。私は、都市交通・沿線事業のガバナンス部署の担当者として、西武鉄道の中期経営計画・年度予算の立案および月次毎の予算と実績の比較分析による業績管理を行っています。PDCAをしっかり回すことが重要であり、特に分析(Check)および働きかけ、施策の検討(Action)が主な役割です。

Person concerned

My Workの関係者

主にやり取りするのは西武鉄道各部署の予算担当者です。安全・安心の鉄道輸送をベースに沿線価値の根幹を担う鉄道本部、お客さまに新たな価値を提供することで沿線の価値向上を担う沿線価値創造本部(例:駅ナカ・コンビニ「トモニー」の運営や広告事業)など、各部署の担当者100名ほどとやり取りを繰り返し、毎月の分析を行っています。関わる相手が多く一律のコミュニケーションでは漏れもあるため、それぞれの関係者に合わせた工夫が必要です。

My Workの影響力・価値 Impact & Value

経営に関する重要な指針に。担当する西武鉄道のガイド役を担う。

西武ホールディングス
第一事業戦略部 (都市交通・沿線事業)

石井 亜実 2020年入社

Q1仕事をする上で
大切にしていることは?
予算は経営に関わるため、経営層とのやりとりも頻繁にあります。どんな質問にも答えられるよう、当社とグループ会社両方の状況はもちろんのこと、経営や社会情勢といった知識の更新に努め、相手に向き合うようにしています。その姿勢が信頼関係構築につながると感じています。またホールディングスから打ち出されたグループ全体に関わる経営方針を、担当するグループ会社に伝えることも私たちの役割です。しかし、そのまま伝えるだけでは誤解が生じる場合もあります。各グループ会社の特性などを理解した上で経営方針を各社・各部署に落とし込み、具体的にどうすれば良いのか、相手にわかるよう伝えることが重要です。また伝達方法も、直接会いに行くなど、相手に寄り添うことを常に意識しています。

Q2最近手掛けた
プロジェクトは?
昨年度末から今年度頭にかけて、予算管理の作業手順改良を任されました。私が現在の部署に配属された最初の年に、新しい予算管理システムが導入されたのですが、導入当初は各担当者の作業誤りが多く見られ、数値の修正や分析のやり直しに多くの時間を要しました。作業手順を改良するために、各担当者が作業するフォーマットやマニュアルの変更や、作業手順を説明する動画の撮影・配信に取り組みました。作業手順の改良は頻繁に行うと各担当者にも混乱を招くため、1度でより改善できるよう、各担当者にヒアリングを重ね、改善箇所の洗い出しを行いました。責任ある仕事を任されたことで、自分の成長にもつながったプロジェクトです。
Q3仕事のやりがいは?
予算管理の作業手順の改良を任され、作業の効率化・簡素化が実現できた際は、非常に達成感がありました。また、日々の予算業務の積み重ねが、西武鉄道の業績や見通しとして反映されていくこと、都市交通・沿線事業の中長期戦略に携われていることにやりがいを感じています。私が扱うのは数字で、データに向き合う地味な作業が多いのですが、数字はそれぞれ現場での実務につながっています。そう考えると、間接的に各事業の成長に価値を提供できていると感じます。入社間もないうちに経営層と直接対話できるのは、プレッシャーもありますが、他ではなかなかできない貴重な経験です。自身の成長のためにも精一杯取り組んでいます。

Q4これからの目標・夢は?
担当会社はもちろん、西武グループ全体の成長を支援する存在として、ステップアップすることです。これまでは、予算管理がメインでしたが、次年度の予算・中期経営計画の策定に主担当として携わることになりました。私たち計数担当の役割は、担当会社の数百億、数千億単位の予算をなるべく精緻に織り込むこと。蓋を開けた時に大きな解離が生じてしまうと、経営に影響を与えかねません。そのため、予算策定に向けては、これまで以上にヒアリングと情報発信が大切です。関係者がみな同じ方向と目標を目指せるよう、正しく伝える資料づくりと齟齬なく説明し、しっかりと舵取りの役割を担いたいです。これまで以上に規模の大きな仕事になるので、怖さもありますが責任感をもって取り組みたいです。

所属・インタビュー内容などは、取材当時の内容に基づきます。

DX

Theme

My Workのテーマ

私の担当業務はグループ内のDX推進、マーケティングを通じたグループ顧客拡大がミッションです。具体的には、顧客データを活用したマーケティング推進や、MaaSに代表されるデジタルを起点とする新規事業の立案を行っています。また、グループ内外の関係者と連携したデジタル活用による業務効率化の施策立案・実施から、各社のDXを担う担当者の育成・研修など、さまざまな活動を担っています。

Person concerned

My Workの関係者

主にグループ各社のDX戦略を担う担当者と連携し、DXに関連した取組みの推進を行っています。推進にあたっては、事業理解とDX推進に当たっての卓越した知見双方が必要であることから、グループ会社だけでなく外部の協力企業といった関係者の協力や連携なしには進みません。そのため、協力体制をつくり、信頼を獲得するためにオンライン・オフライン問わず相手に応じたコミュニケーションを日頃から意識しています。

My Workの影響力・価値 Impact & Value

埋もれたデータ、資産を掘り起こし、グループ各社の新たなサービス創出に伴走。

西武ホールディングス
DX・マーケティング戦略部 課長補佐

渡邉 奈緒2007年入社

Q1仕事をする上で
大切にしていることは?
当社のDX推進で大切なのは、グループ各社の事業特性やサービスに対する想いを理解したコミュニケーションです。各社、事業規模やビジネス環境など様々あり、各社の実情に合わせた取組みを進める工夫が求められます。またDXを牽引する立場であるため、各社の状況や業務に精通することはもちろん、デジタル領域の専門知識のアップデートは必要不可欠です。日々進化し続けるデジタル領域は学ぶことの連続であり、社内の教育ツールはもちろん外部のセミナーにも積極的に参加し、知識のアップデートを図っています。また、当グループは鉄道、ホテル、不動産、スポーツなど様々な領域の会社があるので、「各社の既存サービスとデジタルをかけ合わせて、新しい価値を創り出せないか」常にアンテナを張り、情報収集することも心がけています。

Q2最近手掛けた
プロジェクトは?
観光型MaaS事業「のってみ秩父」のサービス設計、観光情報収集、プロモーション案の作成を担当しました。西武線沿線である秩父エリアは観光資源が豊富ですが、公共交通を利用した観光地回遊が難しいという課題がありました。そこで地元関係者と連携し、地域内の観光地を公共交通での回遊するプランを提案する機能等を盛り込んだポータルサイトを設計。地域課題を起点にデジタルを活用した課題解決を通じ、お客さまからは「こんなサービスが欲しかった」という言葉をいただいただけでなく、集積したデータを活用した顧客ニーズの発掘と継続したデータ集積も可能となり、さらなる企画立案に役立てるというサービスの好循環も確立しつつあります。
また、最近では、医療分野の企業との資本業務提携を契機に西武グループのアセットと西武グループにこれまでなかった領域の価値を掛け合わせた顧客起点のサービスの創造に、目下取り組んでいるところです。
Q3仕事のやりがいは?
デジタル領域は今まさに現在進行形の分野なのでトライアンドエラーの連続ですが、特に当部はチャレンジに寛容な風土です。失敗に挫けず挑戦を続け、自分が携わったサービスがお客さまに届いた瞬間「自分の力が活きている」と実感できますし、自分の取組みがグループ会社の方に喜んでもらえることが、いちばんの喜びです。データ活用の勉強会を定期的に開催していますが、参加した方にデータ活用の重要性を理解していただき、実際に各社で取り組んでいただき、成果がでている様子を見ると、日々の努力が報われる思いです。
忘れてならないのは、取り組みの主役は事業を手掛ける各グループ会社ということ。時には黒子的な役割で事業会社の課題と共に向き合い、時には事業領域のプロとして自部署が持つ知識の共有を通じて事業会社の課題解決に貢献する。多岐に渡るグループ会社の伴走が私たちの役割ですが、事業の数だけかかわり方、成果が異なるということはそれだけ面白く、やりがいも感じています。

Q4これからの目標・夢は?
西武グループには、膨大なデータがあり、見えていない、活用しきれていないデータもまだまだ多いです。そのデータと既存サービスをかけ合わせて、お客さまが本当に必要としているサービスを世の中に発信していきたい。その取り組みとして、ロイヤルティプログラムである「SEIBU PRINCE CLUB」を通じ得た顧客データを、ニーズの紐解きに役立てたいと考えています。西武ホールディングスと聞くと関東圏の事業をイメージされがちですが、全国に展開されているプリンスホテルの他、静岡県の伊豆箱根鉄道、滋賀県の近江鉄道など、様々な地域に広がりがあります。様々な地域での取り組みにも伴走し、DX、マーケティングを通じて新しい価値を創り出す。DXと聞くと反射的に、ハードルを感じてしまう人も多いですが、「面白そう」「やってよかった」と喜んでもらえるように、各グループそれぞれに合った形でDXを浸透させることが目下の目標です。

所属・インタビュー内容などは、取材当時の内容に基づきます。